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当院での院内感染対策について


当院では、皆さまに安心・安全に通院
していただくため、以下のような院内
感染対策を行っています。

① 密閉・密集・密接の回避
 患者さまには外来進行状況を確認しながら
 来院していただき密集を作らないよう努め
 ています。
 外来の付き添いはできるだけご遠慮させて
 いただいています。
 密接を回避するため、待合室のソファの向
 きを一方向にしています。
 集団指導はできるだけ密にならないよう間
 隔をあけ、マスクや消毒など万全な感染対
 策を講じて行っています。

② 来院患者さまの健康状態の確認
 来院される患者さま全員に体温測定を実施
 しています。
 風邪症状がある方は、車か外で一時待機し
 ていただき症状等を聴取する場合がござい
 ます。

③ 院内感染予防対策
 飛沫感染防止を目的として、受付窓口にア
 クリル板による仕切りを設置しています。
 アルコール消毒用ディスペンサーを院内各
 所に設置しています。
 外来診療にて患者さまごとに、診察室ドア
 ノブ・イス・机・内診台の消毒を行ってい
 ます。
 外来診療中も手すりや自動ドアスイッチ・
 トイレ・自動血圧計など不特定多数の方が
 触れる箇所は適宜消毒を行っています。
 待合室や診察室は適時換気するよう努めて
 います。(足元が寒い場合は足掛けのご用
 意があります)
 スタッフはマスク・手指消毒を徹底し、必
 要に応じ手袋・ガウン・ゴーグルを着用し
 ます。
 スタッフ全員発熱・風邪症状がある場合は
 出勤前に連絡するよう周知しています。
 キッズルームやキッズスペースのおもちゃ
 や絵本は、当面の間撤去しています。

④ 入院病棟での感染予防対策
 
 お産の立ち会いは、コロナ禍前と同じ入院
 時~病室に戻るまで
(お産後約2時間)とさ
 せていただいています。
 病室に戻る時間が面会時間内であれば、
 そのまま面会できます。
 リモート立ち会い分娩も行っています。
 ご面会はご主人(またはパートナー)1名
 なります。家庭の事情などある場合は特定
 の1名のみ面会可能です。
 面会時間は13時~20時までとなります。
 (2023年3月13日追記)
 母児同室は変わりありませんが、赤ちゃん
 を新生児室に一時的に預けられる際できる
 だけ密集しないようにしています。

皆さまにはご不便をおかけすることもある
かと思いますが、何卒ご理解ご協力の程よ
ろしくお願いします。

にしさこレディースクリニック  院長

『じねんの時』


じねん(自然)とは、
「自ら」(みずから)という主体性と「自ず
から」(おのずから)という物事が自然にな
ること、の両方の意味が含まれる。
出産は、胎児が成長して、ときが自然に満
ちていくのを待つという時間の流れの中で
訪れる。
(第35回助産学学会学術集会 河合俊雄先生
の講演「出産とじねんの時」より)

この「じねん」という言葉が
心に残りました。

お腹の中に授かった赤ちゃんは280日とい
う時間をかけて成長し、産まれ出る日が近
づくと自ら陣痛をおこし生まれ出てくる。
280日という時間は、妊娠中のマイナート
ラブルや、妊娠・出産・育児に対する不安
などで、時には苦痛さえ感じてしまう事が
あります。
陣痛が始まり赤ちゃんが産まれて来るまで
には、とても長い時間の頑張りが必要です。

この「待つ時間」を苦痛ととらえてしまう
のは少しもったいない感じがします。
「お腹の中で赤ちゃんが成長していく姿」
を想像してみましょう!
「繰り返す陣痛により産道が熟化し子宮口
が開き、赤ちゃんが向きを変えながら頑張
っている姿」を想像してみましょう!

そうする事で、「赤ちゃんも一緒に頑張っ
てくれているんだ」と思え『豊かな時間』
を過ごす事が出来ます。

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助産師として30年が過ぎ、改めて「待つ」
ことの意味と自身のあり方を返りみる事が
出来ました。

助産師 清水